かつて広島駅南口のランドマークとして親しまれ、多くの旅行者や地元住民が行き交った「広島駅ビルASSE(アッセ)」。その地下食品フロアやお土産売り場で長年愛されていた「やまだ屋 広島駅ビルアッセ店」を探して駅を訪れ、フロアマップの前で戸惑う方が今も後を絶ちません。
広島を代表する銘菓「もみじ饅頭」や「桐葉菓(とうようか)」を手掛ける老舗・やまだ屋の売り場は、駅ビルの解体・建て替えによってどのように再編されたのでしょうか。本稿では、アッセ閉館の経緯から現在の移転先、広島駅構内における最新の販売拠点や営業時間まで、2026年現在の最新現地データを基に徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:旧アッセ店は2020年3月31日のビル閉館に伴い完全閉店し、現在は新幹線口(北口)直結の商業施設「ekie(エキエ)」内の直営店へ実質的に機能移転しています。
- 要点2:広島駅構内では「やまだ屋 ekie店」を中心に、新幹線改札内・在来線コンコースのおみやげ街道など複数拠点で「桐葉菓」や定番もみじ饅頭が購入可能です。
- 要点3:進化を遂げた新駅ビルエリアの動線を把握しておくことで、新幹線の発車直前でも混雑を回避してスムーズに目的の銘菓を購入できます。
【閉館の真相】広島駅ビルアッセ店閉店の背景と建て替えの全経緯
広島駅南口に鎮座していた旧駅ビル「ASSE(アッセ)」は、1965年の開業から54年余りにわたり営業を続けていましたが、2020年3月31日をもって全館閉館となりました。やまだ屋 広島駅ビルアッセ店が姿を消した直接の理由は、個別店舗の撤退ではなく、JR西日本と広島市が進める「広島駅南口広場再開発等基本計画」に伴うビル全体の建て替えプロジェクトです。
高度経済成長期に建設された旧アッセは、建物の老朽化やバリアフリーへの対応、さらには広島電鉄(路面電車)の駅前大橋ルートによる駅前乗り入れ・高架化事業を受け、抜本的な刷新が求められていました。地元メディアの報道やJR西日本の公式発表資料によると、閉館当日には多くの地元客が詰めかけ、半世紀を超える歴史の幕引きを惜しむ姿が各メディアで報じられました。
長年南口改札を出てすぐの導線で親しまれていた「やまだ屋 広島駅ビルアッセ店」も、同ビルの解体工事着工に伴い、惜しまれつつその歴史にピリオドを打ちました。
【現在の移転先】やまだ屋は広島駅のどこへ?ekie店と新幹線口の最新状況
「アッセにあったやまだ屋はどこへ移転したのか?」という疑問に対する明確な答えは、広島駅北口(新幹線口)側の大型商業施設「ekie(エキエ)」1階・おみやげ館への集約・移転です。
アッセの閉館に先駆けて段階的に開業したekieエリアには、旗艦直営店となる「やまだ屋 ekie店」が堂々オープン。旧アッセ店が担っていた「広島の玄関口で出来立ての銘菓を提供する」という役割を完全に引き継いでいます。現在、広島駅で最も品揃えが豊富で、やまだ屋の全ラインナップを手に取れるメイン拠点は間違いなくこのekie店です。
かつて南口を利用していた方にとっては「反対側の新幹線口まで行かなければならないのか」と感じられるかもしれませんが、現在の広島駅は南北を貫く自由通路が整備されており、改札外からでも徒歩1〜2分程度でスムーズに北口のekieへアクセスできるよう劇的な改善が図られています。
【最新購入マップ】広島駅構内で桐葉菓ともみじ饅頭が買える店舗一覧と営業時間
広島駅構内におけるやまだ屋商品の販売拠点は、直営旗艦店から改札内のキヨスク・セブン-イレブン(おみやげ街道)まで多岐にわたります。旅の行程や乗車時間に合わせて最適な売り場を選ぶことが肝要です。
| 店舗・売店名 | 場所・フロア位置 | 営業時間(目安) | 取扱品目と特徴 |
|---|---|---|---|
| やまだ屋 ekie店(直営店) | ekie 1F おみやげ館(新幹線口改札外) | 8:00〜21:00 | 全商品(桐葉菓・もみじ饅頭各種・季節限定品・1個単位のバラ買い・贈答用箱) |
| おみやげ街道 広島新幹線改札内 | 新幹線改札内 コンコース | 6:30〜21:30 | 定番箱入り桐葉菓、人気もみじ饅頭詰め合わせ中心(早朝・夜間の乗車前に最適) |
| おみやげ街道 中央口(改札外) | 2F 南北自由通路(中央改札前) | 7:00〜21:30 | 桐葉菓の主要パッケージ、もみじ饅頭の代表的アソートセット |
| おみやげ街道 在来線改札内 | 在来線改札内 コンコース | 7:00〜21:00 | 桐葉菓(小箱・中箱)、もみじ饅頭の定番パック |
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
インターネット上の口コミやSNS、知恵袋などの投稿を分析すると、やまだ屋の看板商品である「桐葉菓(とうようか)」に対する熱烈な支持が際立っています。
「もみじ饅頭を買いに行ったのに、気づけば桐葉菓ばかりカゴに入れていた」「あのもっちりとした座布団のような生地と上品な餡の組み合わせは唯一無二」という声が多数を占め、広島土産としての指名買い率が極めて高い実態が浮き彫りになっています。
一方、現場の購買動線を検証すると、以下のようなリアルな課題も見えてきます。
- 夕方のekieおみやげ館におけるレジ混雑:休日の16時〜19時台は、観光客や出張帰りのビジネス客が一斉にekieに集中するため、会計待ちの列が伸びやすい傾向にあります。
- 新幹線改札内の在庫状況:新幹線改札内のおみやげ街道でも桐葉菓は常備されていますが、連休最終日の夕方以降などは人気入数(6個入・10個入など)から完売していくケースが散見されます。
- 1個ずつのバラ買い需要:「新幹線の車内で自分用に1〜2個だけ食べたい」というニーズに対して、改札内の売店は箱入りが主体のため、直営店(ekie店)に足を運ぶ必要があります。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
アッセ閉店から数年が経過した現在でも、ネット上には古い情報や誤解が一部残されています。現地で迷わないために押さえておくべき盲点を整理します。
誤解①:「広島駅ビルが新しくなったから、南口の新ビル内にアッセ店が復活した」
広島駅南口の新駅ビル「minamoa(ミナモア)」開業に伴い商業エリアは大幅に拡張されましたが、やまだ屋のメイン直営旗艦店は一貫して「ekie おみやげ館(北口側)」に構えられています。南口側を探し回って時間をロスしないよう注意が必要です。
誤解②:「桐葉菓は直営店でしか買えない」
「桐葉菓は特別な店舗でしか手に入らない」と思われがちですが、実際には広島駅構内の主要な「おみやげ街道」各店舗で箱入り商品が広く流通しています。包装紙や熨斗の細かな指定、限定フレーバーの詰め合わせを求めない限り、改札内の売店でも十分に入手可能です。
誤解③:「もみじ饅頭の賞味期限はどれも同じ」
一般的なもみじ饅頭の賞味期限が製造から約20日前後であるのに対し、桐葉菓の賞味期限は約12〜14日とやや短めに設定されています。もちもちとした独特の生地の食感を保つための配合ゆえであり、お土産として渡す日程を計算して購入することが推奨されます。
【プロの結論】旅程・用途別に見る「やまだ屋の賢い選び方と購入基準」
地域経済や贈答文化の視点から見ると、やまだ屋の存在は「伝統の継承」と「食感イノベーション」の両立を成し遂げた極めて稀有な事例です。昭和初期の宮島で創業し、もみじ饅頭の正統を守りながら、平成期に開発した桐葉菓によって新たな定番の地位を確立しました。この歴史的背景を踏まえ、購入者が失敗しないための判断基準を提示します。
おすすめできる人・直営店(ekie店)を選ぶべき条件
- 多様な味を1個ずつ選びたい方:定番のこし餡・粒餡・クリーム・チョコ・抹茶に加え、柑橘系や季節限定品などを自由にアソートしたい場合。
- フォーマルな進物・熨斗対応が必要な方:ビジネスの手土産や冠婚葬祭用の包装を希望する場合は、サービスが完備された直営店一択です。
- トースターや電子レンジでの温め直しを自宅で楽しみたい方:桐葉菓は軽くオーブンで焼くと表面がパリッとし、中の餅生地がとろけるような絶品に変化します。この食べ方を試したことがない方には強く推奨します。
別の選択肢(改札内売店など)を検討すべき条件
- 新幹線の発車まで残り10分を切っている方:ekieまで移動して並ぶリスクは避け、新幹線改札内のおみやげ街道で箱入りの定番品を即座に会計するのが鉄則です。
- 配る相手の人数が多く、コストパフォーマンスを最優先したい場合:桐葉菓はもみじ饅頭と比較して単価がやや高めに設定されているため、大人数向けのばらまき土産には大容量パックのもみじ饅頭詰め合わせが適しています。
【やまだ屋 広島駅ビルアッセ店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:旧アッセにあったやまだ屋のポイントカード等は現在も使えますか?
A1:やまだ屋直営店で発行されたポイントカードや会員サービスは、現在の「やまだ屋 ekie店」や宮島本店などの直営店舗で引き続き利用可能です。ただし、旧アッセ独自で発行されていた商業施設ポイントカードはビル閉館に伴いサービスが終了しています。
Q2:広島駅で早朝や深夜にやまだ屋の桐葉菓を買うことはできますか?
A2:新幹線改札内のおみやげ街道(セブン-イレブン併設)が朝6:30から夜21:30まで営業しており、主要な箱入り桐葉菓を取り扱っています。直営店(ekie店)の営業時間(8:00〜21:00)外に利用する場合は改札内売店をご活用ください。
Q3:広島駅以外でやまだ屋の直営店舗はどこにありますか?
A3:宮島にある「宮島本店」をはじめ、広島市内では「ekie店」、廿日市市の「大野店(嚴島神社対岸)」などの直営店があります。また、広島空港や高速道路の主要サービスエリア(宮島SAなど)でも主要商品が広く販売されています。
まとめ:生まれ変わる広島駅でやまだ屋の銘菓をスマートに手に入れる方法
広島駅ビルアッセの閉館と建て替えにより、かつての「アッセ店」は姿を消しましたが、そのスピリットと販売機能は新幹線口の「やまだ屋 ekie店」へと受け継がれ、より洗練された売り場へと進化を遂げました。
こだわりの詰め合わせやバラ買いを楽しみたいなら「ekie店」、乗車前のスピード購入なら「新幹線改札内売店」と、用途に合わせて使い分けるのが現在の広島駅におけるベストな選択です。新しく生まれ変わった広島駅の動線を味方につけて、旅の思い出にふさわしい銘菓をスマートに手に入れてください。 (出典: やまだ屋 広島駅ビルアッセ店(Yahoo!ニュース))